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【毎日かかさず英語でブログ!】 vol.40(2007/09/30)
英語ブログとは無関係な雑談 ~ワタリビトな生活~
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【まずはご挨拶に代えてお詫びから】

長いことご無沙汰してごめんなさい。半年間このメルマガを放置していたら、
配信サービスのまぐまぐから警告のメッセージが届いてしまいました。
この種の警告を受けるのは今回で2度目です。

> 上記メールマガジンにつきましては、前回発行から半年あまり
> 発行がないようです。読者登録されている皆様は、メールマガジ
> ンの発行を心待ちにされていることと思いますので、引き続き発
> 行をお願いいたします。

このメルマガを心待ちにされている読者が実在するのか、はなはだ疑問ですが、
今日の午後6時までに次のメルマガを発行しないと発行停止にされてしまう
とのことなので、あわてて書きはじめました。

※今、締め切りの2時間前で、ひととおり書き終えたところです。通常なら、
一晩寝かせて、冷静な目で見直してから配信するのですが、今回はその余裕が
ありません。

・・・

とは言っても、あまりにも久しぶりなので、このメルマガのノリというか温度
というか、自分のキャラとか、文体とかも、ほとんど忘れてしまいました♪

バックナンバーを読み返せばいいのだけど、それもなんだか後ろ向きな感じが
して今の気分にはフィットしないので、このままの流れで、最近の近況、心境、
その他、今いろいろ考えていることとかを徒然(つれづれ)なるままに書き下ろ
してみようと思います。

【メルマガの主旨だけは確認しておこう】

ただ、一応、このメルマガの主旨だけは冒頭で確認しておこうということで、

「毎日かかさず英語でブログ!」あなたは続いてますか?

私自身は、ちょっとペースダウン気味ですが、週2日から3日のペースで安定
していますよ。立ち上げから3年半で1,100件16万ワードを越えました。

http://mochi.blogs.com/

「去年の今日は何を書いたのかな?」とか考えながら、過去の記事を読み直し
てみるのもなかなか楽しいですよ♪

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 ここからは「英語でブログ」とは無関係な話になります。
 興味のない方は次回の配信までお待ち下さい。
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【バンクーバーから避難】

さて、実は私、今年の5月に4年間住み慣れたバンクーバーを引き上げて、
とりあえず東京に戻って参りました。

理由はいろいろありますが、最大の理由は経済的な問題です。

天然資源豊富なカナダのドルは、ここ1・2年でドーンと跳ね上がり、米ドル
と逆転してしまいました。さらに2010年のオリンピック開催が決定したことで、
今のバンクーバーはバブル経済のまっただ中。

街は建設ラッシュで、人も増え、活気に溢れていると言えばその通りなのですが、
私のように日本円をカナダドルに両替して生活する者にとって、体感的な物価は
2倍以上。どこで何をしても、お金を使うたびにぼったくられている気がして、
全然楽しくない!損してる気分に耐え切れず日本に緊急避難して来た次第です。
(米ドルの価値が下がるのは当然としても、日本円まで一緒になって下がる必要
は無いのに…。)

・・・

久しぶりの東京の印象は、

ご飯がおいしい!
サービスがいい!
物価が安い!
ヨドバシカメラ万歳!

って感じで、好感ポイントもいっぱいあったのでありますが、

暑いよ!
狭いよ!
人が多いよ!
窮屈だよ!

という、常に満員電車に押し込められたような相変わらずの閉塞感には、やはり
そう長く耐えることはできませんでした。

【サクッとオビヒロへ】

それで、あれこれ考えた末に、7月からは帯広に移って、現在に至っています。
帯広は、東京生まれ東京育ちの自分にとっては、ほとんど縁もゆかりもない土地。
10年ほど前に、バイクツーリングで何度か通りがかったことはあるのですが、
住むのはもちろん初めて。

で、結論から言うと、すっかり気に入ってしまった♪

東京よりもさらに、ご飯がおいしい!
東京よりもさらに、サービスがいい!
東京よりもさらに、物価が安い!
ヨドバシカメラは無いけど、通販がある!

しかも、

涼しいよ!(8月はさすがに暑かったけど)
広いよ!(街中のスカスカ感が素敵です)
人が少ないよ!(バンクーバーより少ない)
ゆったりしているよ!(時間も空間も気分もみんなゆったり)

さらに、

海はないけど山がある、森もある、牧場もある!
毎日とっかえひっかえ温泉三昧、星空を見ながら露天風呂!
地元の人たちの人情がカラっとさばけていて気持ちいい!

ってな感じで、もう最高。文句なし♪

「地方と中央の地域格差問題」なんて騒がれていますが、3ヶ月住んだ限りでは、
東京よりもこっちの方がよっぽど豊かです。お金だけでは計れない、生活の質が
とても高く見える。
(これから寒くなって、雪が降って、健康を損なったりすれば、厳しい部分も
見えてくるのだろうけど、雪が降る前に東京に戻りますんで…♪)

【ワタリビトライフに挑戦】

ちなみに、日本では、こんな風に見ず知らずの土地に短期間だけ住むのは難しい
ことだと思っていました。

何ヶ月もホテル暮らしを続けられるお金はないし、アパートを借りるにしても、
敷金、礼金、仲介手数料、保証人、収入証明、…。考えただけでめんどくさい!

長いことそんな先入観にとらわれていたのですが、やってみたら実は簡単。

今回は、レオ●レスというウィークリー・マンスリーで利用できる賃貸サービス
を利用してみました。

家賃さえ前払いで払ってしまえば、めんどうな手続きはほとんど無し。しかも、
光熱水費+インターネット込み込みで、最小限の家具と、洗濯機、電子レンジ、
冷蔵庫、テレビなどの家電製品も備え付けなので、入居初日から新しい生活が
スタート。実にスムーズです。

全国展開のサービスなので、これを使えば、日本中いろんなところに自由に移り
住めるってもんです。便利な世の中になったもんだ♪

・・・

そんなわけで、今ちょっと考えているのは、日本円が本来の価値を取り戻すまで
の間、国内の気になる街を数ヶ月単位で渡り歩いてみようかなという計画です。

昔、どこかで聞いた話ですが、「渡り」と呼ばれる人たちがいた(る?)そうです。
夏は北海道、冬は九州沖縄にキャンプを張り、短期のバイトで食いつなぎながら、
紅葉前線とともに南下し、桜前線とともに北上する、渡り鳥のような若者たち。
日本版のヒッピーというところでしょうか?考えただけでも楽しそうです。

でも、キャンプ生活を何ヶ月も続ける根性は無いし、暖かい布団とお風呂付きの
個室は確保したい。仕事をするためにインターネットも必須。そんな風に条件を
アレンジしてたどり着いたのが、今回はたまたまレオ●レス方式でした。

別に、レオ●レスにこだわる必要は無くて、たとえば、全国に点在する湯治宿を
渡り歩くとか、客の少なそうな民宿と直接交渉してみるとか、北海道によくある
旅人宿のヘルパー制度を利用してみるとか、バンを持っていればそこで寝泊まり
してみるとか、他にも工夫次第で方法はいろいろあると思われます。

・・・

とにかく、この計画を思いついたときは、脳内でかなり盛り上がって、勢いで
wataribito.com なんてドメインも取得してしまったくらいです。
(まだ何も作っていませんが…♪)

【いわゆる旅行とは異質の体験】

今の時代、ふつうの社会人にとって、旅と言えば、せいぜい1週間。長い人でも
2週間の日程が限度だと思います。それも、年に一度か数年に一度、やっと手に
入るかどうかの貴重な時間。

貴重な旅行期間だからこそ、ある意味、金に糸目を付けず、非日常的な詰め込み
スケジュールで動き回って、その結果、疲れるだけというパターン。
あちこち効率よく見て回ったつもりでも、実は何にも見えていないということが
よくあります。

その点、一カ所に2~3ヶ月も住めば、ひととおりの土地勘も形成され、完全で
はないものの、その土地のいろんな部分が見えて来るもの。実に刺激的です。

でも、よくよく考えてみると、こういうスローで贅沢な旅のスタイルは、昔から
あったわけで、むしろ本来の旅の姿に近いのではないかとも思うわけです。

松尾芭蕉の「日々旅にして旅を栖(すみか)とす」ってやつが、まさにそれ。

日常から隔絶されたパック旅行や、慌ただしいだけの行楽旅行ではなくて、日常
の延長の中で旅をして、目に入る日常の景色を自分から積極的に変えていくこと。
今すぐに実現するのは無理だとしても、一生のうちに何度かそういう期間があっ
ても良いのではないでしょうか?

「自分探しの旅」とか「命の洗濯」とかいうと、なんか青臭くて陳腐な感じが
しますが、毎日同じ環境の中で同じ作業を繰り返して日常に埋没してしまうのは、
やはりもったいない。

環境を変えずに目先だけを変えられれば一番いいのだけど、なかなか難しい。
だったら、わざと自分から環境を変えて、つまらない日常に変化をつけよう。
という提案です。

【あなたには無理?】

とは言っても、仕事もあるし、家族のこともあるし、今の自分にはとても無理。
そんな風に思いますか?

実際には人それぞれ、立場やしがらみによって、実現までの道のりは異なると思
いますが、例えば、フリーターやプータローの人なら、その気になれば今すぐに
実現できることでしょう。

リタイヤした団塊の世代なんて、最高のポジションです。家でゴロゴロして、奥
さんから「濡れ落ち葉」なんて呼ばれて煙たがられるくらいなら、すぱっと数ヶ
月「旅に出る!」と宣言して家を空けてしまうのも男らしいと思いませんか?

子育て中の主婦の方でも、たとえば子供の夏休み期間中に、子供を連れて一ヶ月
の旅暮らしをしてみるくらいなら、不可能では無いはず。別居とかそういうのと
は別次元の話で、旦那にしてみても久しぶりの一人暮らしで目先が変わって楽し
いかも。

サラリーマンだと月単位の休暇は取れないと思いますが、もしリフレッシュ休暇
なんて制度があるなら積極的に使うべきです。場合によっては、会社を辞めてし
まうというのも、アリでしょう。毎晩、酒を飲みながら上司の悪口や仕事のグチ
を繰り返しているくらいなら、すぱっと辞めて旅に出よう!そのくらいの価値は
あることです♪(全て自己責任ですが…)

いずれにしても、今の自分を縛っているものをよくよく考えてみて、それが本当
に自分にとって価値のあるものなのかどうかを見積もりし直してみてはいかがで
しょう?

【この3ヶ月で変わったこと】

私自身とりあえず3ヶ月、ワタリビトな生活を実践してみて、何が変わったのか
振り返ってみると…

・趣味というか、興味の対象が増えて、ワクワクすることが多くなった
 さらに話が逸脱してしまうので具体的な記述は避けますが、毎朝、目が覚めて、
 今日はこれから●●と■■と▲▲のどれをするか、迷うくらいにいろいろやり
 たいことが待っているというのは、幸せなものです。

・知らない人に気軽に話しかけられるようになった
 顔見知りだけど話したことが無いという中途半端な関係の人よりも、全くの初
 対面の人の方が話しやすいもの。はじめての土地では出会う人すべてが初対面
 なので、気兼ねなく話しかけやすい気がします。

・無駄な買い物が減った
 以前だと例えば、本屋に行くと必ず数冊の本や雑誌を買っていましたが、最近
 そういうことはなくなりました。ワタリビトな生活では、移動することが前提
 なので持ち運べる荷物は制限されます。それが無駄な買い物を避けるブレーキ
 となり、結果としてお財布にも環境にもやさしく作用します。
 もっと言うと、今の時代は、モノやサービスの品質よりも、マーケッティング
 とか広告戦略とかで、売りつけようとする時代。そういうあざとい策略に簡単
 には騙されない賢い消費者になれる気がします。

・お肌がツルツルして健康になった気分
 毎日のように温泉に浸り、美味しいものを食べ、爽やかな空気の中を歩き回っ
 て、十分な睡眠をとっていれば、そりゃ健康になりますよ。
 ただ、甘いお菓子を食べ過ぎている気がするので、その点は反省。

・・・

以上、メルマガの主旨から大きくはずれた雑談でした。

次回からはまた、英語ブログに関係した話に戻ります。

■編集後記------------------------------------------------------------

前々からアナウンスしていた添削システムのバージョンアップ作業が停滞中。
間隔が開きすぎて自分のコードが読めなくなったとか、新しいフレームワーク
を導入しようとして挫折しかかっているとか、ここしばらく仕事そっちのけで
ワタリビト生活を楽しんでしまったとか、いろいろ言い訳はありますが、これ
から年末に向けて、巻き返しを狙います!!

まだ企画段階で実現するかどうかわかりませんが、出版の話があって、ここは
ひとつチカラの入れどころかなと思っております。

添削サービス関連で、問い合わせサポートのレスポンスがかなり速くなってい
ます。問い合わせフォームからの連絡、新規の申込、チケット支払いが発生す
ると同時に私の携帯にメールが届くようにしました。可能な限りその場で対応
しています。↓まだの方は是非ご利用下さいませ。

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